セトラの手記

イラスト練習で気が付いたこと、感じたことなどをつらつら書き留めていきます

イラストメイキング備忘録2         【深淵歩きのアルトリウス 線画~完成】

1.はじめに

こんちは。セトラです。
色々定まってない状態で始めた絵描き練習ですが、やっぱり楽しいですね!

夢中すぎてこの備忘録を忘れてしまいそうです。

 

ああ、定まってないと言えばTwitterのアカウント名をセトラ⇒瀬戸ライスにしました。

もともと友人との会話の中で「セットライス」という単語が出てきてそれを文字って「セトラ」にしていたのですが、思うところあって名前みたいにしてみました。

いずれこっちの方も変えようかなと考え中。(もっと違う名前になってるかもですが笑)

まぁ、前置きはこのぐらいでさっさと備忘録かいていきましょう。

 

2.深淵歩きのアルトリウス メイキング備忘録2

線画~影ラフまで

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①線画~④影ラフ

 

  • ①:前回下書きまでだったものをさらに描きこみ、線画としました。線を整えただけで大きな変更は無し。
  • ②:色を塗るための下地。自分はよくこの灰色で塗ってます。クリッピングして下塗がはみ出さないようにするためなので色はなんでもOK。
  • ③:単色で色をべた塗り。黒、藍、灰色(鎧)、薄灰色(柄と髪)の四色に加え、鎖帷子に暗い灰色をぬっています。もちろんそれぞれ別レイヤーです。
  • ④:ここで一旦上記の固有色を非表示にして、赤ペンで影ラフを作成。光源の位置は右上を想定しての影つけです。背景を考えての事ですが、また後で説明します。

▼ここまでの気づきなど

・細い描きこみ線は色塗りでつぶれてしまうものもあるので、線画の描きこみはほどほどに(集中力&時間を取られすぎない)

・影ラフは初めてやってみたけど、臆することなく影つけれて便利。なぜこれまでやっ てこなかった……(初歩的過ぎてすみません)

・マントとかもっと誇張して大きくしても良かったかも。構図を意識せずに描き始めたせいだ。ラフの段階でいったん画面を引いて見るという初歩が欠けていた。

 

 

影ラフ~陰影まで

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影ラフ~陰(シェード
  • ⑤:後ろにうっすらと見えるのが背景のラフです。光源は天井の柱の右側から出ているとして影ラフを決めました。
  • ⑥:レイヤを乗算レイヤにして、影ラフにそって灰色(明度22)で塗っていきます。
  • ⑦:明度(15)で絶対に光の当たらない場所(顔側面、腹、股、太ももの内側など)をさらに暗くしています。画像では見えてないかもです。すみません。
  • ⑧:影(シャドウ)を一通り塗ったので、明度(24)で陰(シェード)を描きこんでいます。主に布のしわに沿って塗っています。

 

▼ここまでの気づきなど

  • グレーのまま塗っていくのもいいが、時折固有色レイヤを表示しながら影の具合を見ていくといい感じにかけた。
  • 陰の描きこみが弱いかも。もっと太くしてもよかった。

 

陰影~質感まで

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陰影~質感
  • ⑨:明度34~45くらいで微調整。ほとんど変化な無かった。
  • ⑩:固有色レイヤ表示して確認。
  • ⑪:鎧や布の質感を出すために、ガッシュや点描でマントや鎧の流れにそって塗る。色はその材質からスポイトでとって明度を幾らか下げて塗ってます。ついでに別レイヤにハイライトとして白で鎧の光沢を追加。ガッシュで鎧の広い部分。丸ペンで鎧に刻んだ紋章の光源側をなぞる。
  • ⑫:固有色レイヤ表示⇔非表示して都度確認。石像感があればまぁOK。

 

▼ここまでの気づきなど

  • 固有色が強すぎて浮いているのがネック。この時はまだ固有色レイヤの不透明度を100%にしてたので、そこを下げるというテクニックに気づいていない。
  • 上記の違和感に引っかかっていながらも、スルーしてしまった。←重罪

 

 

背景メイキング1

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背景メイキング1

 

  • ⑬:パース取ってラフ作成。特徴的なオブジェと床壁の直線のみ。
  • ⑭:タイル数を調整しつつ、がっつり描きこみ。線はガタガタでも遺跡っぽさがでるのでOK。草なども目立ちすぎないように最小限で描きこまない。
  • ⑮:緑を塗る。背景のメイン色。苔の生えそうな場所、汚れを意識した。
  • ⑯:乗算で影をラフの如くがっつり入れる。影8割。

 

▼ここまでの気づきなど

  • パースすげぇ。なんで使ってなかった。(初歩的過ぎてゴメンなさい)
  • 背景に苦手意識あったけど「とりあえず描いてみる」の大切さを実感。背景を描くことへのハードルが下がった。
  • 草描くの好きかも。意外な発見。
  • 水彩筆の扱いが難しいけど、濃淡の表現が楽しい。これまでキャラをべた塗りしてたが、水彩で塗ってみろのもいいかも。

 

 

背景メイキング2

 

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背景メイキング2
  • ⑰:光が当たりにくそうな部分に濃い影を追加。
  • ⑱:草とか床にハイライト。
  • ⑲:アルトリウスさん召喚。
  • ⑳:アルトリウスさんの影を召喚。(実は後で消える)

 

▼ここまでの気づきなど

  • 集中力切れてきてキャラの落とす影が光源と真逆なことに気づいていない。体力づくり大事かも。

 

 

仕上げ

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仕上げ
  • ㉑:アルトリウスさんの闇纏いエフェクトを追加(逆影問題解決)。そして、右上の光源からエアブラシで薄く光線を追加。
  • ㉒:背中に紋章を描きこみ(自由に描きました)

 

▼ここまでの気づきなど

  • 線画と色塗りでイメージが変わった。ただし、描きたい!っていう脳内のイメージに近づいてはいるので、とりあえずOK。色塗りの鍛錬も頑張るべし。

 

 

完成!&手直し!

 Twitterに挙げた時は㉒の段階で完成としていたのですが、あとあとキャラの色が浮いてしまっていることに気づいたので、固有色レイヤの不透明度を下げて調節。下地の灰色を透けさせ、前面に出していきます。 50%まで落としたところでアルトリウスさんが背景に馴染みました!

 

 予想外の効果というか自分の勉強不足なのですが、相対的に影とハイライトが目立つようになってメリハリがついたみたいです。

 

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Before                     After

 

3.おわりに

 正直、アルトリウスさんを描くのはゲームでの彼と同じぐらい難易度が高かった(当社比)のですが、多くの気づきを与えてくれました。ありがとうアルトリウスさん。


 ただ今度は魔女が描きたいんだよな……

 というか、このブログ更新してるのはその魔女描き終わったからなんだな実は(笑)

 

 てことで、次回は魔女のメイキングになります。

 不定期更新ですがよろしくお願いします。